土曜日, 12月 29, 2012

ことし最後の南相馬では

12月15日にNineのボランティアバスで南相馬へ行ってきました。

今までの被災地ボランティアは、被災地のボランティアセンターに登録して作業していました。
今回はNineが支援する福興浜団に直接行って行うボランティアです。ボラセンを通して支援先に振り分けられるのとは違います。こういう特定の団体を直接支援するケースは自分にとって初めての経験です。

朝いち、まずは福興浜団の活動基地であるリーダーの上野さん宅に行って、線香をあげることから始まりました。



午前中はボラバスメンバーから5人選抜して、原発に近い個人宅の庭の片付け。あずまやを解体します。

まずは電線類を外し、チェーンソーで柱を切り倒し、バールで屋根をバラシにかかります。屋根の解体はちょっとコツが要ります。ここでは気仙沼での経験が活きました。5人+浜団の人の6人でわっせわっせと取り掛かって、小雨の中、午前中の作業は終了しました。


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午後は浜での作業に合流して、清掃、瓦礫の撤去、そして遭難者の捜索です。


瓦礫をひとつひとつ手にとって、骨が含まれていないか確認していきます。
その後、袋詰めして防波堤の内側に運び上げます。



Nineのリーダーが「本丸」と称する堆積物が沢山あるエリアを、だいぶやっつけることが出来ました。防波堤にはその成果が積み上がりました。



作業を終えて気さくに話す上野さん、そして浜団の人たち。その笑顔の内にある見えない苦悩に思いを馳せる時、どれだけの重荷をこの人たちは背負ってしまったのだろうと考えないわけにはいきませんでした。


上段の、浜団のコンテナが写る写真の後ろは上野さんの家です。ここからはぶっ壊れた防波堤が見渡せます。平らな荒野には家々が建っていたのでしょうが、その面影はありません。まっすぐに海が見える位置です。そこに上野さんは新しく家を建てています。無くなったお子さんの部屋もあるそうです。

被災地で肉親を無くされた方に共通する、表向きの明るさ。何度も絶望と戦ったに違いない。それを乗り越えての今がある。当事者でない私には、その重荷を肩代わりすることすら出来ない。ただ寄り添って、彼らがやりたことのお手伝いをすることしか出来ないし、それでいいと私は思っています。


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お昼休みに、一見変わった冊子を手にしました。THE FUTURE TIMES、04とあるから第4号なのでしょう。広告が全くありません。新聞のようです。開いて4ページ目からの記事「今を生きること」に釘付けになりました。

写真に写るのは肩を組んだ浜団の人たち、背景は上野さん宅です。被災から今日までの壮絶な経緯と現状を、渋谷敦志というフォトジャーナリストが書いています。読み始めたら、最後まで止めることは出来ませんでした。そこに書かれている津波で破壊された家で読んでいたから。その記事に書かれたことは、まさにその記事を読んでいるその場所で起こったことだったからです。

もしも機会があったら、この「新聞」を手にとって下さい。
その地に立った人にしか分からない、福島県南相馬の「いま」が綴られています。

無料で配布しています。こちらで手に入ります。
発行元はこちらです。
THE FUTURE TIMES


今回参加させていただいたNine、気概があります。頑張ってます。ボラバス格安です。
1月もボラバスが被災地に走ります。お時間のある方、どうぞ。絶対のオススメです。
災害・環境支援団体 Nine (Neo Innovator of the earth)



ではでは@三河屋

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