外国人を家に招く

(追記:2019.4.26 「英語はどうする?!」→文末へ)

やりたいことだらけ、それが社会の鎧を脱いだ後の日々です。

そのやりたいことのひとつが、外国人を招き入れること。

2013年の2月からやっています。

以前から日本人より外国人との相性がいいと感じていたので、それは自然な成り行きだったのかもしれません。



1月末までに既に14回を数えました。今週もパリから青年がやって来ます。

日々の生活の中に外国人を加えて一緒に生活してみる。人生の一部を共有してみる。

やり始めて、実に楽しい。様々な発見の連続です。

旅行好きの私としては、家を出ずして海外旅行しているよう。


いままでに我が家にやってきた人々の国籍を見てみると、

中国、アメリカ、台湾、韓国、フランス、マレーシア、シンガポール、ドイツ、チュニジア

特に12月のチュニジア青年は妻も興味津々でした。初めてのイスラム圏からの客人です。

お好み焼きは外国人に人気



外国人を自宅に招くのに障壁がありました。それは妻からでした。

彼女は英語が話せないし、外国人慣れしていないので、異国からの客人への畏怖の念は普通の日本人と同じです。そのうえ私のように社会の鎧を脱いでいません。


外国人観光客が一千万人を突破した2013年。今年、政府は二千万人を目標としています。

草の根の交流は、これを下支えするという意味で鎧を脱いだ後の社会への恩返しの一部ですが、何より自分が楽しい。妻も徐々に慣れてきて、いまでは別れの度にその人にふさわしいお土産を買ってきて、再開を約束するようになってきました。


最初は上海からの青年でした。昨年の2月です。

彼が来る一週間前に妻が言い出しました。ちょっと止めてくれないかと。

見知らぬ外国人を我が家に入れるのが心配なのは、女性なら当然のこと。

ならばと、今回はお試しとしてまずは一回受け入てみよう。終わった後どうしても嫌なら、もう呼ばないと妻に約束しました。

皿洗いはゲストのお手伝いの定番

東南アジアの旅から帰ってきて、錆び付いた英語が少しほぐれて戻ってきた頃、彼はやって来ました。上海から春秋航空に乗って佐賀に降り立ち、日本を西から旅してきました。

日本に来る前に、彼は恐れていたことがあると言います。

その前の年の秋に中国で起こった日本排斥運動です。お店が壊され暴徒が荒れまくり、日本企業は散々な目にあいました。そんな日中関係の中での来日ですから、心配も当然でしょう。

その彼曰く、日本人と接してみてその心配は杞憂でしたと。出会う人皆親切で心優しく接してくれて、嬉しかったと。

その一つ一つを聞くのは、日本人として嬉しかったことは言うまでもありません。

東京五輪のプレゼンテーションを引き合いに出すまでもなく、日本人にはおもてなしの心が備わっています。若い世代の人は分かりませんが、日本家庭は客人を下にも置かない。彼が受けたもてなしは、容易に想像できます。

その彼も節度ある素晴らしい青年でした。中国人に対する懸念を払拭するものでした。やはり国は国、人は人です。

妻はいっぺんで気に入りました。彼が去った後、夕方帰宅した妻が口にしたのは、心が触れ合った彼が旅立ってしまった寂しさでした。




よく言うホームステイとは違います。カウチサーフィン(Couchsurfing)という世界的SNSを使っています。

世界には個人宅を渡り歩いて、その地の本当の文化に触れようとするツーリズムが拡大しています。日本のパック旅行の対極に位置する旅の姿。ウルルンのような旅です。

カウチサーフィンのメンバー登録して、HP上でゲストとホストをマッチングします。

やり方は実に簡単。解り易い本も出版されています。



今日からできる異文化交流
カウチサーフィンGUIDEBOOK
(著者:豊永美穂子)



今回このコンテンツを書くにあたってゲストとして来た皆さんに、写真などを掲載してもいいかと尋ねました。快諾してくれたことに、信頼関係が出来たのだと感じました。


次回はこのカウチサーフィンの実際を綴ってみたいと思います。



ではでは@三河屋


追記:2019.4.26 「英語はどうする?!」

英語が話せないから無理、そんなふうに思う人が多くて呆れます
話せないのではなく、「話さない」、それだけのことです。

誰もが英語は話せる。ただ流暢でないだけです。片言でベリーOK!

失敗を恐れてやらない、これは日本人の最大の弱点です。
できるのに、やらない。なぜなら「できない理由を探すから」です。

捨てましょう、固定概念を。
人は転んで、歩くことを覚えます。
英語も、失敗して覚えるのです。沢山失敗しただけ上達します。
その格好のカモが目の前に、それも向こうから我が家にやってくるのです。
英語教師を雇う必要は有りません。英会話教室に通う必要もありません。
増してや、お金を払う必要もありません。

これを使わない手はありません。
とにかく話しまくる。昔の記憶を辿って単語を並べまくる。
そうすれば、相手が単語を拾って文章を作ってくれます。

これが第一段階。

次は、紙に書きましょう。日本人は会話は学ばないので無理。
だけど、読み書きはある程度大丈夫。なので、単語を書けばいいのです。
スペルがわからない?
大丈夫。グーグル先生が助けてくれます。スマホを出しましょう。

もうスマホがあるのなら、グーグル翻訳だけで会話ができます。
 日本語でスマホに話す →グーグル翻訳が英語を話す
  →ゲストが英語で話す→グーグル翻訳が日本語を話す→(繰り返し)
これだけでOKです。

外国人のゲストの側から日本語を考えた時に、それはもうハードの高さは半端ではありません。漢字、カタカナ、ひらがな、もうこれだけで2000を超える文字を覚えなければなりません。そのうえ漢字は組み合わせ。読みも音読み、訓読みと複雑。それに比較して英語のなんと簡単なことか。

アドバンテージは日本人の側にあるのです。それでも外国人ゲストは貴方の部屋にやってきて、果敢に日本語に挑戦します。そういうゲストに何人も出会ってきました。そして、私の家から旅立っていく時、挨拶以上の日本語を身に着けて次の宿泊地に向かうのです。

心のバリアを解き放ちましょう。やればできます。

マインドセットを変えるのです。

私は海外のゲストハウスで日本の旅行者、それも英語に不安がある人とあった時に、このように指南します。


  • トラベル英語など大したことはない
  • 決まったフレーズを50覚える。ひたすら覚える。
  • 身の回りにいる外人に50のフレーズで話しかける
  • 相手が言っていることを理解する必要はない
  • とにかく50フレーズを使いまくる
  • これを同じ宿で10人にやる
  • 10の宿に泊まる。結果、100人と話すことになる


50の英語フレーズを使って100人の外国人と会話した。この実績はあなたに自信を与えます。もう既に、50フレーズの上に幾つかのフレーズを覚えていることでしょう。ここまでくれば大丈夫。あとはこれを参考にして、英語を「身に付けて」下さい。英語は体にくっ付いた便利なものになります。


これをあなたの家でやります。

同じように、ゲストを一人招いたら50のフレーズで英語の会話を始めてみましょう。
10人来れば、10回の機会が訪れます。それも短い時間とはいえ、一緒に暮らすのですから、これほど濃密かつ、必要に迫られることはありません。

対処している最中はアップアップ、もうタイヘン、どうしよう、どうしよう、の連続でしょう。それが良いのです。英語が脳に刻み込まれていきます。そして、必要なものから覚えていきます。

20人ゲストを迎える頃、
あなたは自分でも驚くほど余裕で外国人をもてなしているでしょう。
ちょろいもんです。

子供の方が早く覚えます、英語を。子供がいた方が良いです。なぜなら、全部自分で相手にしなくても良いから。そして、外国人は子供だと一緒に遊んでくれるし、その中で子供は自然と言葉を覚えていきます。そして驚くほどのスピードで。

親は焦ります。子供はどんどん上達していく。なのに自分は話せない。

やばい。

これがいいのです。身につまされる。必要に迫られる。そういう環境を作るのです。
そして、年齢を「できない理由」にしない。

そういう後ろ向きな人は、これを読みましょう。

 英語は40を過ぎてから

あなたにも英語が話せる日がやってきます。コツは、

「できない理由を探さない」


たったこれだけです。

あなたはもう大丈夫です。
いつから?すぐ始めましょう。

1分早く始めれば、1分早く覚えます。

もう一度言います。

「できない理由を探さない」

英語を自由に操る楽しい日々が、あなたを待っています。


参考:
究極のカウチサーフィンガイド Ultimate Couchsurfing Guide(English)
三河屋ってどんな人? About me
ダブルインカムからシングルインカムへ
ダブルインカムからシングルインカムへ その2

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