火曜日, 5月 29, 2018

世界レベルが我が家にやって来た:Aspire CEO

Couchsurfingで我家への宿泊のリクエストが毎日届きます。

私は送って来た人の私へのメッセージと、その人のプロフィールを丹念に読みます。

そして、我が家に招く価値が有るかを吟味し、そのリクエストの殆どに断りを入れます


ところが2週間前、ひとつのリクエストに釘付けになりました。これは只者じゃない。



2週連続してゲストを受け入れることになるので、少々ヘビーなのですが、これはOKです。

彼女の名は Basant Motawi バサント・モタウィさん、エジプト出身です。

東京の六本木のミッドタウンで開催されるFuture Innovators Summit TOKYO(以下FIS)に設けられた三つの討論プログラムのひとつに、イノベーターとして参加するために来日しました。テーマの名が、

DEATH-LIFE in TOKYO” 
世界一高齢化が進んだ都市で関上げる未来の生と死とは?」

のセッションが、彼女が参加する討論の場です。


エジプトの医大を卒業後、米国の最難関のひとつとして知られるジョンホプキンス大学の博士課程に在籍していますが、優秀の証明はひとまず置いておいて、彼女の世界的活動が素晴らしいので、ここでご紹介しようと思います。



まずは彼女の自己紹介のメッセージのなかにあった、Aspireというグループと、彼女の活動を紹介するYouTubeのビデオを観てみました。



ビデオでは、エジプトのThe National Council for Women(国立女性協議会)の文字が大写しになります。

そこで、若い女性の参加者が、エジプトでの女性の職業的機会均等の乏しさと、学校での教育が実業務に即していない、レベルの低いものであることを訴えます。

マイクロソフトのスポンサードを得ているのでしょう、その場での再教育のプログラムに彼女たちの感謝する様子が映し出されます。


ビデオに付いたコメント欄で、モタウィさん自身について見てみましょう。

エジプトで、女性のへの暴力根絶と機会均等を目指してAspireという名の活動を始めたCEOだとい言います。

YouTubeのビデオのコメント欄には、このように紹介されています。

Basant Motawi, MD , MPH is a health & safety specialist who graduated from Johns Hopkins university and has previously worked with the Ageing and Life course department with the World Health Organization in Geneva, Switzerland.

要約すると、

  • 医学で世界的権威の米国ジョンホプキンス大学を卒業し、MPHの学位取得
  • 前職はスイスに本部を置くWHO(世界保健機構)


MPHとは医師のMBA(経営学修士)に相当するもので、米国で病院長になるにはこれを取得が必須となる学位です。



「トゥゲザー・ムーブメント」


FISでの討論に先立ち、ミッドタウンのお庭に面したロビーで、彼女がカイロで展開する「トゥゲザー・ムーブメント」をパネル紹介されていました。要約すると・・・


  • 医療の発達で寿命が延びたので、高齢化社会は世界規模で考えるテーマになった
  • この活動はエジプトとカイロで、都市生活の高齢者が家の一部を学生に提供し、見返りに短時間サポートを得られる仕組み
  • 社会から取り残されがちな高齢者の社会参加を促します。これを参考にして、東京ではどういう仕組みが必要か?と質問が投げかけられています





彼女は秀才に違いないが、本人曰く、そんなことはありません、幸運だっただけですと、キッパリ言うあたりが秀才過ぎます。


FISでのセッション


前述のとおり、彼女が日本に来た目的は、六本木ミッドタウンで開催される Future Innovators Summit Tokyo の DEATH-LIFE in TOKYO のセッションに参加するためです。

博報堂による告知ページには次のようにあります。


タイトル:
「東京は未来のラボである。」 
Tokyo as a Laboratory for our Future

その説明によると・・・

”Future Innovators Summit(フューチャー・イノベーターズ・サミット 以下、FIS)は、アルスエレクトロニカと博報堂が共同開発した体験型ディスカッション・プログラムです。

2014年より、アルスエレクトロニカ・フェスティバルを舞台に、アーティスト、デザイナー、科学者、技術者、起業家、哲学者など異なる背景・専門性を持ったイノベーターたちが世界中から集い、未来への問い「クリエイティブ・クエスチョン」を生み出す“生きるシンクタンク”として機能してきました。


クリエイティブ・クエスチョンとは、未来への多様な方向を探し、新しい可能性を触発する「問い」のことを指します。FISは、「解決策」を生み出すことに留まらず、より良い明日を生み出すための「社会ミッションの創造」を目的としています。”



この東京で初開催のFISを理解するには、この日本語のビデオが最適です。




HPでの説明が長いので要約すると・・・

  • 社会課題の真の解決には何が必要なのか。世界のイノベーターが集い「クリエイティブ・クエスチョン:創造的質問」を導き出す
  • 全世界の中で東京が未来の実験場である。ゆえに解決策を生み出すだけでなく、より良い明日への「社会ミッションの創造」を目的とし、結果をプレゼンテーションする


その中で 、モタウィさんが参加したFISの「テーマ1」である

DEATH-LIFE in TOKYO:世界一高齢化が進んだ都市で関上げる未来の生と死とは?

のセッションの様子がこれです。



4~5人での論議かと思ったら、10人で話をしていました。会話は英語です。ミッドタウンの地下のインフォメーション前にどかんと机を置いて、往来のなかで集中して討論していました。

当日は六本木アートナイトが開催される日だったので、この写真の外側には沢山の展示が設置されていました。アートと聴衆の面前にいきなり議論の場を設けるというのが、さすが博報堂だなと感心しました。

結果は当日の夕方、現地でプレゼンテーションされたのですが、私は会場を後にしていたので見ることができませんでした。

ここでの論議の課程は、ホームページ:http://www.aeti.jp/ のInformationに随時レポートされるようなので、そちらをフォローしてください。

また今回見逃した方は、来年も同時期に開催予定なので、来年に期待してください。



活動家の素顔


そんな彼女の素顔は、言い方が適切でないかもしれませんが、我家では普通です。

我家に来るゲストの多くと共通する、笑顔が素敵、明朗快活、興味津々、日々発見、・・・。


エジプトで同じ大学で知り合った旦那様と結婚して1年。実生活の参考のためか、夫婦の機微について、結婚して30年の私と妻に様々な質問を投げてきます。

結婚して何年?お互いに大切にしていることは何?

矢継ぎ早に質問が飛んできます。


一緒に食事を作れば、なお楽しい。



ムスリムは食事に気を遣います。なので野菜中心の天ぷらが今日のメニューです。


話は多方面に飛んでいきます。

ムスリムのこと、エジプトのこと、中東のこと、国際情勢、日本に関して、社会、日本人、文化・・・

初めての訪日なので、見るもの聞くもの、全て珍しい。



我家に来る外国からのゲストは、初来日だと日本の「異常さ」を口にします。

それは日本人がよく耳にする、安全、清潔、穏やか、何事も時間通り、を通り越して、「日本は他の惑星だ」つまり「地球上で他にはどこにもないほど特殊な国」という感想を漏らします。

そして、自国と日本が如何に違うかを、訴えるように話します。


食事を共にすれば、万国共通、お互いに打ち解けて話は弾み、あっという間に時間は過ぎていきます。

この時間が、私にとって掛け替えのないものです。これがあるからホストは止められない。

次の朝、いつものように4時に起きる私は、眠気眼で「おはよー(英語)」と起きてくる半分眠ったゲストの顔が、リビングに現れる瞬間を楽しみに待ちます。

今朝はちょっとゆっくり。明日はどうでしょう。




ではでは@三河屋幾朗


追伸:
先ほど、遅くなりましたと11時ごろに帰って来た彼女が会っていたのが経営学者の米倉誠一郎氏。教授に夕食に招かれて、沢山の人に囲まれて楽しかったわ、って。その人たちの名刺を見たら、著名人ばかり。やはり只者じゃありません。

参考



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