ダブルインカムからシングルインカムへ その2

ダブルインカムからシングルインカムへ その1 から暫く時間が経ちました。

シングルインカムのシニア層家族という身になって、一番気を使うべきことは何でしょう。

人生の二大出費が終了し夫婦二人での生活に戻って、世によく言われる

老後費用は2千万円必要とか、いや3千万円だとか

金融機関や生活アドバイザーは勝手なことを言っています。




普通に会社勤めして、企業年金(その後国民年金)を払っている私のようなシニアは、この先何に気を配ればいいのだろう。また、私より年配の方が実際にかさんでいる出費は何だろうと考えてみました。


「えっ?! 50歳でリタイアして第二の人生開始?


そんなこと出来るの?」


はいはい、そういう方々は沢山いらっしゃると思います。

話の前提となる今の私の状況をお読みになってから、以下に移ってください。


その前にちょっと脱線。

前回のエントリーのとおり、就職がきまらなかった息子には1年間の猶予をあげました。

その後、1年経って翌年、息子は2013年4月にわが家から旅立って約束どおりに自活を始めました。

彼が毎月10万円、家賃として1年間わが家に入れていてくれたお金は、これからの生活資金としてではなく、自分の未来のために使いなさいと引っ越すときに渡しました。そして30歳までに1千万円貯めなさいと付け加えました。

1000万円あれば、もう一度学校にも行ける、会社も起こせる、投資も出来る、可能性が広がります。これからの日本は企業に勤めるという選択がリスクになる可能性も大きい。自分のことは自分で守る、自分の未来は自分で作る、そういう考えを持ってくれたらと思っています。

3月の末に息子は我家から卒業しました

ここから先の話は、若い人にはあまり読んで欲しくない内容です。なぜなら楽して生活しようなどという発想は「バカモン!おとといきやがれ!」だからです。

若い時期は自分の可能性を信じて、一心不乱に仕事に没頭して、キャリアを能力を、伸ばして欲しい。これからお話しする内容を読んで、ああ、こうやれば安く生活できていいじゃん、なんていう安易な人は断然お断りです。月の残業200時間以上を経験する、あるいは毎月が残業代でボーナスという過酷な生活を暫く経験してから、改めて読みに来ても遅くありません。
 (注意:働き方改革に文句を言っているのではありません。あくまで「気持ち」と「熱意」です)

これは過労死をしろ、と言っているのではありません。それ程に己のキャリアを磨け、という意味です。頭脳明晰ならサクッと終わる仕事も、時間を掛けねば出来ないと言う人も多いでしょう。私がそうでした。

仕事は結果が全てです。過程を重視し頑張りを評価しがちな日本の労働環境は全くの無駄です。しかしその過程で得られた失敗と経験は自分の宝物に、そして将来の武器になるからです。
No pain, no gain.

このページが参考になります。日本の労働生産性を上げる10の方法



さて話を戻しましょう。まずは誰もが聞きたくなるのは、お金です。

大切ですね。生活費、年金、健康保険そして税金。いろいろとお金が必要です。

実際に「やってみて」分かったのは、月の生活費は「工夫」すれば思ったほどかからないとうこと。

前回のブログの通り、二大出費が無くなったので、月のベースは、光熱費、通信費、そして食費です。日々私が気を付けている事を列挙してみましょう。
  • 買ってきた食材は全て使い尽くす
  • 無駄なエネルギーは使わない (その後ソーラー発電始めました)
  • 必要なものだけを買う
  • 買うときは吟味して買う
  • お金の使い方にメリハリをつける (こちらが参考になります)
  • 家にあるものは最大限に有効活用する
  • 持っているものを減らす(ミニマリストとの出会いが大きかった)
小さいことです、誰もが気付く当たり前のことです。
しかし、ちょっと気を抜くとすぐにお金は逃げていきます。
お金の蛇口を絞るというのが基本だと思います。
周りの人がやっているからと、同じコトをしていませんか?


今夏、北海道で世話になったオーストラリア人が、実にためになる助言をくれました。

「重要なのはお金を稼ぐことじゃない、何にお金を使うか、そっちの方が大切なんだ」

彼は子供が小さい時に稼ぎが充分じゃなくて、それで熟考しました。結果、2か月分の生活品はまとめ買いして経費を削減していたそうです。買物から帰ってくるときは、車から溢れる物資に席を奪われたと笑ってました。

そう語る彼の喩えは実にわかりやすかった。彼の周囲でお金が無い無いという人ほど、なぜか飲み物をコンビニで買ったりする。でもディスカウントショップでまとめ買いすれば、半額で買える。なぜそうやって工夫をしないのか私には理解できない、そう彼は語りました。気付かずに無駄金を払っているわけです。同じ100円が200円の価値を持つ、そういう発想が必要だということを教えてくれました。

そういうお金にまつわる考え方を理解するには、こちらが参考になります。

 参照:お金を使うか、お金に使われるか



どうやって5万円以下で40日の旅ができたか?


今春、東南アジアを沢山回って、日本の円のパワーを思い知りました。使う場所によっては何倍にも価値が増える。お金は、使い方次第なのだと気付きました。

1月のアンコールワット

これは日本で住んでいてもこれを応用できます。安いお店は、つまり東南アジアと同じです。その場へ行って手持ちのお金の価値を上げる「努力」をするわけです。稼ぐよりも、手持ちのお金の価値を上げる発想を持つというのが、ここでのポイントです。

この秋、40日間かけて西日本を旅しました。総費用は5万円以下。アパートを借りて生活するよりも安い。



上記の発想で旅をすれば、誰もが可能です。要は、やるか、やらないか、発想を変えるか、変えないか、の違いです。詳細を知りたければ会いに来てください。それだけの行動力がある方なら、問題なく出来ます。コメントでも構いません。下段のコメント欄で三河屋幾朗にメールが直ぐに届きます。


またまた脱線してしまいました。話を元に戻します。

ここまで見てきた限りでは、月の経費は工夫できる。
(実際の家計簿をここで公開しても意味はありません。物価も生活様式も違うからです)
では不安に導くのはいったい何か。そこで、はたと思い付きました。



医療費の抑制がカギ


高齢になれば、少なからず誰もが体にガタがきます。親を見て分かりました。

60歳代はまだ元気。でも60代も後半になれば自覚できるようになるでしょう。70歳代に入ると、あちこちに具合が悪いところが出てくる。ひとたび具合が悪くなると、なかなか通院から開放されない。日本の医療は患者を離しません。

体のあちこちが痛い、膝、腰、肩・・・。整形は、どこも高齢者で埋まっています。慢性病を患えば更にもうひとつ通う病院が増えます。入院すれば、・・・。


子供にお金がかからなくなり、家のローンの支払いが終わり、夫婦二人の生活に戻った時、一番気を付けるべきは健康なんだなと気が付きました。

楽しいシニアライフには、元気に動けるカラダが欠かせません。

健康は財産。よく言ったものです。

マラソン、自転車、トレッキング、ロングトレイル、体を動かすことが好きな私には、高齢化での医療費低減対策は難しくないようです。




快感:社会の鎧を脱ぐ」へ続きます。



ではでは@三河屋



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