外人を家に招く その2:「英語はどうする?!」

外国人を家に招くシリーズの続きです。さて英語はどうしましょう。

今日までで107人の外国人と、ゲストとホストの関係で付き合ってきました。
そこでハッキリ言えるのは、外国語は英語だけマスターすれば大丈夫、ということです。勿論、様々な言語を操れるのならそれに越したことはありませんが、そういう方は極めて稀ですのでここでは除外します。


「英語が話せないから無理!」

そんなふうに思う人が多くて呆れます。

話せないのではなく、「話さない」、それだけのことです。

誰もが英語は話せる。ただ流暢でないだけです。片言でベリーOK!

失敗を恐れてやらない、これは日本人の最大の弱点です。
できるのに、やらない。

なぜか「できない理由を探すから」です。



捨てましょう、固定概念を。

人は転んで、歩くことを覚えます。
英語も、失敗して覚えるのです。沢山失敗しただけ上達します。
その格好のカモ(失礼)が目の前に、それも向こうから我が家にやってくるのです。
英語教師を雇う必要は有りません。英会話教室に通う必要もありません。
増してやお金を払う必要もありません。「無料」です。

これを使わない手はありません。
とにかく話しまくる。昔の記憶を辿って単語を並べまくる。
そうすれば、相手が単語を拾って文章を作ってくれます。

これが第一段階。

次は、紙に書きましょう。日本人は「会話」は学ばないので無理。
だけど、読み書きはある程度大丈夫。なので、単語を書けばいいのです。
スペルがわからない? 大丈夫。
グーグル先生が助けてくれます。スマホを出しましょう。

もうスマホがあるのなら、グーグル翻訳だけで会話ができます。

 日本語でスマホに話す →グーグル翻訳が英語を話す
  →ゲストが英語で話す→グーグル翻訳が日本語を話す→(繰り返し)

これだけでOKです。



一方、外国人のゲストの側から日本語を考えた時に、それはもうハードの高さは半端ではありません。漢字、カタカナ、ひらがな、もうこれだけで2000を超える文字を覚えなければなりません。そのうえ漢字は組み合わせ。読みも音読み、訓読みと複雑。それに比較して英語のなんと簡単なことか。

アドバンテージは日本人の側にあるのです。それでも外国人ゲストは貴方の部屋にやってきて、果敢に日本語に挑戦します。そういうゲストに何人も出会ってきました。そして、私の家から旅立っていく時、挨拶以上の日本語を身に着けて次の宿泊地に向かうのです。

心のバリアを解き放ちましょう。やればできます。

マインドセットを変えるのです。

私は海外のゲストハウスで日本の旅行者、それも英語に不安がある人とあった時に、このように指南します。


  • トラベル英語など大したことはない
  • 決まったフレーズを50覚える。ひたすら覚える。
  • 身の回りにいる外人に50のフレーズで話しかける
  • 相手が言っていることを理解する必要はない
  • とにかく50フレーズを使いまくる
  • これを同じ宿で10人にやる
  • 10の宿に泊まる。結果、100人と話すことになる


50の英語フレーズを使って100人の外国人と会話した。この実績はあなたに自信を与えます。もう既に、50フレーズの上に幾つかのフレーズを覚えていることでしょう。ここまでくれば大丈夫。あとはこれを参考にして、英語を「身に付けて」下さい。英語は体に内蔵された便利な道具になります。スマホもグーグルも必要ありません。


これをあなたの家でやります。

同じように、ゲストを一人招いたら50のフレーズで英語の会話を始めてみましょう。
10人来れば、10回の機会が訪れます。それも短い時間とはいえ、一緒に暮らすのですから、これほど濃密かつ、必要に迫られることはありません。

対処している最中はアップアップ、もうタイヘン、どうしよう、どうしよう、の連続でしょう。それが良いのです。英語が脳に刻み込まれていきます。そして、必要なものから覚えていきます。

20人ゲストを迎える頃、
あなたは自分でも驚くほど余裕で外国人をもてなしているでしょう。
ちょろいもんです。

子供の方が早く覚えます、英語を。子供がいた方が良いです。なぜなら、全部自分で相手にしなくても良いから。そして、外国人は子供だと一緒に遊んでくれるし、その中で子供は自然と言葉を覚えていきます。そして驚くほどのスピードで。

親は焦ります。子供はどんどん上達していく。なのに自分は話せない。

やばい。

これがいいのです。身につまされる。必要に迫られる。そういう環境を作るのです。
そして、年齢を「できない理由」にしない。

そういう後ろ向きな人は、これを読みましょう。

 英語は40を過ぎてから

あなたにも英語が話せる日がやってきます。コツは、

「できない理由を探さない」


たったこれだけです。

あなたはもう大丈夫です。
いつから?すぐ始めましょう。

1分早く始めれば、1分早く覚えます。

もう一度言います。

「できない理由を探さない」

英語を自由に操る楽しい日々が、あなたを待っています。


ではでは@三河屋幾朗


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