超旅行術:最も安く地球一周する方法は何ですか?


「超」旅行術

そう題して最も安く地球一周する方法です。
私が世界一周をした時のやり方をここで披露いたします。
こんなルートで世界一周をしました。
旅行にかかる費用の二大出費は、宿泊と移動です。これにかかる費用を下げることが安く旅する秘訣です。
まずは宿泊から。


宿泊編

日本にいるうちに外国人を自宅に受け入れます。様々なサービスやSNSがありますが、Couchsurfingが最もメジャーです。無料で宿泊を受け入れるサービスですが、私はこれで沢山の外国人をもてなし、友人になりました。「同じ釜の飯を食う」のですから、親しくなるのは簡単です。
家に外国人?!と思われるかもしれませんが、テレビの「Youは何しに~」で見るように、案外簡単です。外国語が話せなくても、そのうち慣れますし、生の英語を習得するチャンスです。ゲスト(客人)はタダで泊めてもらったお礼をしたくてウズウズしているので、皿洗いしてもらいながら英語のレッスンをしましょう。
Couchsurfingの良いところは、ゲストは選べること。一人一人が自分の学歴、経歴、年齢、出身、写真、評判、・・・というように事細かな事柄をオープンにして「こんな私を受け入れて」とリクエストを送ってきます。特にいま日本はインバウンドで、外国人は宿泊先を確保するのに苦労しているので、泊める側(ホストと言います)は選べます。私は90%お断りして、残りの10%の優れた、自分が会いたい人を厳選して我が家に招きます。
そういう、趣味や興味、学歴、社会的地位が分かっていて、事前に沢山のやり取りができるシステムがCouchsurfingなので、これを使わない手はありません。じっくりと相手のプロフィールを読んで品定めしましょう。
これであなたは100人ほどの親しい友人を世界中にもつことができました。これでルートづくりの準備が出来ました。あとはこれらの友人たちをグーグルマップにプロットして、点と店を繋いでいくと世界一周の旅の計画図が出来上がります。

移動編

次に移動手段です。
飛行機は「世界一周チケット」を買います。時期に依りますが50~60万円程です。私の時には16枚の航空券が含まれていて、いったん予約しても日にちは自由に変えることが出来るタイプを選びました。
これで大陸間移動と大陸内の大まかな移動の手段は確保できました。
あとは空港からの移動手段を確保します。バスがコスト的に最安です。次は電車です。市内の移動は極力「歩き」です。これでその街のレイアウトが完全に頭に入ります。一番遠くまでどんどん歩いて、最後はバスやメトロで返ってきてもいいでしょう。1日に20キロ以上歩きます。3日滞在すれば60キロ。相当の範囲をカバーできます。
大きな移動は飛行機で、中距離の移動はバスで、そして市内の移動は歩きで、これであなたは全ての移動手段を確保しました。

食事編

さて、旅するしないに関わらず、何か食べないと死んじゃいます。食事は大切です。ここで現地に友人を持つことの有難味を知ります。友人宅に泊まれば、ほぼ全て、食事が付いてきます。なぜなら、日本でその友人を、そのようにもてなしたからです。よしんば食事を提供しない友人でも、台所を借りて料理をしましょう。作ってあげて一緒に食べれば、更にハッピーな関係になれます。
お昼は外に出て観光します、お弁当を持って出かけましょう。パンを買ってサンドイッチを作るもよし。ご飯を炊いておにぎりを持っていくもよし、フルーツを持ち歩くもよし。スーパーマーケットに行けば安くて好みの食材がたくさん見つかるでしょう。これは何?と興味を持って試すのも良いでしょう。
これで、食費は思いっきり安く済ませることができます。
宿泊、移動、食事、この三つが最安で賄える手段を、あなたは手にしました。これで最安の世界一周が楽しめます。でもそれだけじゃちょっと物足りない。



旅のアクセント

私は旅のアクセントとして、テント泊を選びました。日本全国を旅する時、私はその多くにテントを使います。国内なら宿泊はタダです。タダのキャンプ場を探しまくり、オートバイで移動して至極の時を過ごします。
こうしてテント泊に慣れていると、一定水準以上の勘が働きます。これは自分の身を守るのに大切なことです。知らない土地で、大地にテントを張って夜を過ごすのですから、安全が第一です。冒険する必要はありません。断じてありません、明言します。
嬉しいのは我が家に泊めるゲストから、ガイドブックには絶対に載っていない超実用的な情報を得られることです。特に欧州から来た旅人に自転車旅の人たちが私のゲストには多くいます。彼らはテント泊について熟知しているので、どの場所が良いか、現地でどうすればよいか、事細かく教えてくれます。
私はフランスのモンサン・ミッシェルと、ドイツのノイシュバンシュタイン城周辺(白鳥城で有名なバイエルン州)、スイスの首都ベルンでテントを張りました。事前にその地域に詳しい旅人を、Couchsurfingで「選んで」我が家に泊めて、アドバイスをもらい、グーグルマップ上で宿泊地を決めました。
こうやって、私は半年かけて世界を一周して、友と再会し、現地の食事を楽しみ、地元民ならではの観光地を訪ね、とても充実した旅を過ごしました。56歳の時です。
見知らぬ土地に友が居るという安心感は絶大です。何かあったら助けてくれます。海外旅行保険以上の安心感があります。
いかがですか?ここまでお読みになって、安く世界一周するために何が必要なのか、具体的なものや行動がお分かりになったと思います。全て、事前の準備と、世界に友人を持つという「仕込み」が功を奏するのです。


言葉編

外国語に不安をお持ちの方も多いでしょう。
外国語は英語一本で大丈夫です。英語が不安な方も、このようにすれば千円以下で身に付けられます。Quoraの中で回答しています。
ここまでお読みになって、「私も世界一周だ!」と思われた方、直ぐに準備を始めましょう。ここまで述べたやり方で世界一周を最安で行うには準備期間が必要なコトがお判りでしょう。今日から、今すぐに始めましょう。今まで見たことの無い世界が、あなたを待っています。



トピックス

お金に関して不安がある、足りないという場合は、オーストラリアの農園で働くのが最適です。日本でアルバイトするより断然高い時給で稼げます。旅のスケジュールにオーストラリアを組み入れておけば、高効率で日銭が稼げます。これはワールドトラベラーの一般常識で、旅をし続けるハードトラベラーたちは、お金が底をつく前にオーストラリアに飛んで、ひと稼ぎして、また旅を続けています。そんなやり方も、海外の友人たちから超具体的な方法を学ぶことが出来ます。
また、手に職がある人、例えば理容師やシェフ、大道芸、何か見世物になる特技、書道や楽器演奏、それらができれば街の広場や駅など、人が多く行き交うところで現金が稼げます。実際に稼いでいます。
地元民と触れ合うことも出来ます。路上理髪店をして世界一周した人もいますし、シェフでレストランを渡り歩いて旅した人もいます。要は自分の得意なものを存分に使って、それをお金に換えるのです。日本にいてはそういう発想は生まれてきませんが、日本の外ではごく普通に行われていることに気付くでしょう。
なにかにチャレンジするのなら、「出来ない理由を探さない」、これが私のコンサルティングの殺し文句です。事実、これで不可能と思っていたことが、マジックのように可能になります。ご相談も受け付けています。すべてボランティア、無料です。その理由はここに記していますのでご参考まで。
どうぞ皆さん、固定観念を捨てて、自由な人生を送ってください。



ではでは@三河屋幾朗

コメント